自己紹介

はじめまして、SHIROと申します。

私立高校で専任教諭として勤務したのち、大学院での研究期間を経て、現在は公立中学校の特別支援学級で勤務する傍ら、不登校や学校不適応など様々な課題を抱える子どもたちを支援する活動をしています。

大学時代より公立小学校で授業補助や放課後個別指導教室の運営などに携わってきました。

教員歴はまだまだ7年と未熟者ではありますが、大学時代からの活動を含めると10年ほど教育業界に携わっていることになります。

本業は中学・高等学校の教員ですが、私立、公立、小学校、特別支援教育など幅広い校種、環境を経験してきました。

その経験を綴る中で教育関係者の方々のみならず保護者の方々、将来教員を目指す学生さんたちとも情報共有ができたら、と思いブログを始めました。

教員としての「自由な働き方」を求めて

冒頭でも触れた通り、今は公立中学校の特別支援学級に勤務しているのですが、

雇用形態は「講師」です。

以前は専任でバリバリ働いていたのですが、教員5年目の夏、当時の自分の働き方に疑問を感じるようになりました。

教員1年目から不登校や学校不適応など様々な課題を抱える生徒が多く在籍するクラスを担任しました。

その後も家庭環境に課題がある生徒、発達障害をもつ生徒、人間関係の形成に困難を示す生徒などを担任することが多く、個を深く理解することや、個に応じた支援をすることが求められました。

「生徒一人ひとりと向き合うこと」の大切さを痛感する日々の中でふと、

「自分のクラスの生徒なら自分がサポートできるけど、学校生活に悩んでいる生徒は他にもたくさんいる」

という考えをもつようになりました。

教員という立ち位置に拘らず、困っている子どもたちを広く支援する仕事がしたい、と思うようになり、初任から務めた学校を退職し、大学院に進みました。

大学院に進んだ目的はいくつかありますが主に、

・大学時代から取り組んできた研究テーマをまとめたい

・教育学や教育心理学、カリキュラムマネジメントなど広く教育について学び直したい

といったところです。

特に後者の学び直しを通して、自分が新たに見つけた

「教員という立ち位置に拘らない子どもたちへの支援」の在り方を見つけたいという思いが強かったです。

そして(大学院での活動については改めてどこかで書くこととします)いろいろなご縁が繋がって今の学校に出会います。

特別支援教育はいつか携わってみたいと思っていた分野だったので、毎日やりがいを感じながら職務にあたっています。

30代を目前にした新たな選択

専任から講師という立場に変わって、心境にも様々な変化がありました。

もちろん、専任に比べると講師は雇用形態が不安定なので、時々漠然と

「私はこれで大丈夫なのか」と思うこともありますが、メリットも多いです。

自分の時間が増える

専任に比べて講師は1日の勤務時間も仕事の量も少ないです。

空いた時間の使い方は自分次第です。

教材研究に多くの時間を費やすことができるようになりましたし、冒頭でも少し触れている不登校支援の仕事との両立も可能になりました。

1回1回の授業の質を高めることは生徒の満足度を高めることになりますし、何より自分のためにもなります。

別の仕事との両立も、ブログの執筆も、以前のような働き方をしていたら叶わなかったことです。

「教員という立ち位置に拘らない子どもたちへの支援」はまだまだ模索中ですし、これから様々な経験を積む中で自分らしい働き方を確立していく必要がありますが、この選択をしなければ出会えなかった人、できなかったことがたくさんあります。

今後も教員という本業に軸足を置きながら、様々な活動をしていきたいと思っています。

自身の経験や取り組み、教育関連のトピックを配信していきますので、このブログが一人でも多くの方の目にとまれば嬉しいです。